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おみくじ

おみくじとは、ご存じの通り、神社や仏閣で
吉凶を占うために引く、くじのことです。
細い棒を箱の中から一本取り出したり、
小さく折りたたまれた紙片を選んだり、
自動販売機で購入したり、おみくじの方法は様々です。
普段はあまり占いとして意識していないかもしれませんが、
おみくじも立派な占いです。

今ではおみくじと言えば、年始に今年一年の運勢を
占ったりするためなど、割と軽い気持ちでやるものですが、
昔は国の政に関する重要な事柄や、後継者を選ぶ時に
神の意志を占うためにおみくじを引いていました。

おみくじに書かれている運勢の言葉はその神社によって様々です。
普通は上から大吉・吉・中吉・小吉・凶ぐらいですが、多いところでは
大吉・吉・中吉・小吉・半吉・末吉・末小吉・凶・小凶・半凶・末凶・大凶
など、上から下まで様々な運勢があります。
おみくじの創始者の「元三大師」のおみくじのやり方では、
大吉16%、吉35%、半吉12%、末小吉1%、末吉6%、凶30%の割合で
入っているそうなので、大吉よりも末吉を引くほうが
実はすごいことだったりします。
ちなみに凶があまりに多いと縁起が悪いと不評なので、
凶の割合を減らしている神社もあるそうです。

おみくじを引いた後は境内の木や千枚通しに
おみくじを結ぶ習慣がありますが、これは
「結ぶ」行為が恋愛の「縁を結ぶ」に通じることから
江戸時代から行われてきたことで、その後
神様との「縁を結ぶ」ものとして木に結びつけられてきました。
ちなみに凶をひいてしまったら、利き手と逆の手で
結べば凶が吉に転じるとも言われているそうです。

 

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